NOKが生まれた背景


欧米で社会問題化する“デスクワーク”と 急速に見直される職場環境

現在アメリカでは“デスクワーク、座り仕事、姿勢”の問題点について
医療業界をはじめ、CNN、WSJ等のメディアを中心に情報が広まり、社会問題になっています。
その理由は、座り時間の個人差によってガンや病気のリスクが大きく増加する、ということが科学的なデータによって発表されました。

特に女性に関しては、1日の中で座っている時間が6時間以上と長い場合、
3時間以下だった人よりも約40%も死亡率が高まる(出典:米国癌協会)というデータも発表されています。
“姿勢や座り方によって、健康に大きな影響を与える”ということが社会に認知され始めているのです。

米国心臓協会(American Heart Association)の雑誌『Circulation』(2010年1月19日号)では、テレビやPCの前に長時間座り込んでいる人は、筋肉が活動しない状態が続き、これが健康を害すると述べています。
スウェーデンのある研究データでも、一日中座り込んでいると病気のリスクが高まることが明らかになっており、1時間テレビを観ると心臓血管系の病気で死亡するリスクが18%、ガンで亡くなるリスクが9%も高くなるとか。テレビと心臓血管系の病気との間には肥満も関係しているようです。

http://edition.cnn.com/2011/HEALTH/06/24/sitting.shorten.life/index.htmlより引用
Sitting for hours can shave years off life
(CNN) — Sitting too much will probably shorten your life.
That might sound ridiculous — or obvious — depending on your perspective, but the findings don’t come from a fringe study. They come from the American Cancer Society, whose researchers studied 123,216 people’s health outcomes during a 14-year period.
In particular, the American Cancer Society study finds that women who sit for more than six hours a day were about 40% more likely to die during the course of the study than those who sat fewer than three hours per day. Men were about 20% more likely to die.

長時間の着席が命を縮める可能性
座ったままの時間が長いとあなたの寿命は短くなるかも!?
この発表は、人によっては違和感を感じるか、または当然だと感じるかもしれないが、偏った研究からきたものではなく、アメリカがん協会の研究者が14年間で12万3216人の健康を研究した結果である。
当協会は、特に女性で一日の座っていた時間が6時間以上だった場合、3時間以下だった女性よりも40%死亡率が高かったと発表した。男性の場合は20%高かった。

たとえよく運動し、喫煙といった危険な生活習慣がないとしても、日に3時間以上座っていると余命は2年ほど縮む可能性があることが研究で明らかになった。
2012年 07月 10日掲載

http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324432404578329550898041868.html
苦痛に耐えるオフィス戦士 スマホやタブレット普及で姿勢にも変化
2013年 02月 27日掲載

過去掲載edition.cnn:http://edition.cnn.com

過去掲載digitaltrends:http://www.digitaltrends.com

 

 


人間は動物です。本来は二足歩行で常に移動をしながら、農作業や狩りをして命を育んできた歴史があります。
しかし、ここ数年間の技術の飛躍的な進歩により、パーソナルコンピュータというものが登場してからは、睡眠時間よりもはるかに長い時間を“座ったまま過ごす”という職場・生活環境に激変しました。

そのために、多くの方が慢性的な身体の不調に苦しみながらも、「こんなものだ。」と同じ習慣・姿勢を続け、軽い症状や自覚から、ついには深刻な病気・痛みへと進行するケースは後をたちません。

これらの問題を間近で見てきた私達だからこそ、これから職場環境や使用されるツールなども大きく見直されていくなかで、NOKは本質的なところから人と会社の健康を支援していきたいと考えています。

引用:埼玉県寄居町教育委員会